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1900年代の半ば頃から、人工物を使用した歯科用骨内インプラントが臨床に応用されるようになりました。チタンが骨に結合することが発見されたのは1952年のこと。以後、骨との接合様式や組織との親和性に関する研究や臨床研究が進められ、インプラント治療の確実性が証明されました。日本では導入されていから20年以上の歴史があります。
インプラントにはいつも噛む力が強く加わり、歯みがきの難しい場所に使用されますので、埋めれば永久に使いつづけられるとは言えません。骨の性質には個人差がありますし、歯みがきの状況も異なります。インプラントは定期的なメンテナンスを必要としますが、通院が困難な状態になる可能性もあります。インプラントが一生もつという保証がないのは、天然歯と同様です。
入院の必要はありませんし、手術後はすぐに帰宅することができます。インプラントの埋入手術は、抜歯と同様に局所麻酔をして行われます。痛みを心配される方には、鎮静法という方法で手術を行うこともできますが、この場合も入院は必要なく、全身への影響もありません。
一般の外科手術に耐えられない人、重症の糖尿病、肝臓疾患、心臓疾患、血液疾患のある人、頭蓋、顎骨部に放射線照射治療をしたことがある人、喫煙量の多い人、薬物やアルコール中毒の人は治療を受けることができません。あごの骨が極端に吸収されている、歯周病がコントロールされていない、相対すると歯の間にスペースがとれない、歯ぎしりが強いなど、局部的な問題がある人もインプラント治療はできません。
また、審美性が強く要求される場合、インプラントでは回復が難しい場合がありますのでご相談ください。治療には通常半年から1年の期間が必要ですので、時間的制約がある人には向いていません。
Q4でお答えしたような人以外なら、インプラント治療はほとんどの人に対応できます。80歳以上の高齢者の治療例もあります。骨粗しょう症の人でも、不可能ではありません。不幸にも寝たきりになってしまった場合、メンテナンスが難しくなりますが、それは天然歯も同じこと。しっかり噛んで健康を保ち、老化を防ぐメリットを考えると、高齢者にも治療をお勧めできます。
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